【Application】ScreenFlow

このソフトは今年のApple Design Awardsで「Best Mac OS X Leopard Application」と「Best Mac OS X Leopard Graphics and Media Applecation」をダブル受賞していたので注目していたのですが、日本の株式会社フラッシュバックが取り扱いを始めたので体験版をダウンロードして使ってみました。
まず、この「ScreenFlow」というソフトはどんなソフトかというと画面を動画キャプチャするソフトで、キャプチャソフトでは「Snapz Pro X」を使っているのですが動画キャプチャでは動作が不安定だったりしました。

「ScreenFlow」は動作も軽快で、いったいどんな仕組みになっているんだろうかと思うほどです。動画キャプチャは動作がもたついたり、フレームレートが落ちてカクカクすることが多いですが、「ScreenFlow」は編集中も非常に滑らかな表示です。

録画が終了すると編集モードになり、キャプチャした画面の分割や音声の追加、画面の加工などをおこなうことができます。加工もカーソルの周辺をハイライト表示にしたり、カーソルのある任意のウィンドウだけハイライト表示にすることが可能です。
タイムラインの編集はもちろん、キーフレームを追加して指定時間に画面を拡大するなどのモーションを行うこともできます。

キャプチャできるのはデスクトップと外部カメラ(iSightなど)で、デスクトップ上のコンテンツは何でもキャプチャできるようです。
用途としては、オンデマンド用チュートリアル作成やiChatなどの記録、iSightから取り込んだ画像の編集ができますし、Web動画などを保存することも可能です。

ユーティリティソフトとしては12,810円と高価な部類になりますが、チュートリアルビデオを作成する用途があるなら購入する価値が十分にあると思います。
ただ一つ、編集画面でスクリーン上に文字が入力できる機能があれば完璧だと思うのですが、アップデートの際には是非追加して欲しい機能です。それさえあれば、すべて「ScreenFlow」で完結できますね。



ScreenFlowを起動すると収録設定ウィンドウが表示され、ビデオソースやオーディオソースを設定します。
録画ボタン(赤いボタン)をクリックするとカウントダウンが始まりキャプチャーが開始されます。



command+shift+2でキャプチャを終了させるとScreenFlow Editor(編集画面)が開きます。



タイムラインの編集やカーソルのハイライト機能やズーム機能などの効果を設定できます。