「MiNDPiECE」アイデア粘土細工ソフトウェア

紹介するのはマインドマップ系アプリケーションの「MiNDPiECE」です。

マインドマップはキーワードやイメージを用紙の中央に配置し、そこから放射線状にキーワードやイメージを繋げていくことで発想を高めていく表現技法です。
提唱者のトニー・ブザン氏がいろいろとルールを決めているのですが、要はカラフルなイメージを使うことで左脳だけではなく、積極的に右脳を働かせようということだと思います。

今までは、A3サイズのスケッチブックにSTAEDTLERの24色の色鉛筆を使って手書きでマインドマップを作ったりしていたのですが、出先でパソコンを使って作れれば便利ですし、ミーティングとかでも活用出来るんじゃないかとアプリケーションを探してみました。
結構沢山あるものですね。
トニー・ブザン氏監修の「iMindMap」やオープンソースの「XMind」など。
作成したマインドマップの見栄えを優先するか、作成時の手軽さを優先するかで迷ったのですが、インタフェイスがMacライクなので「MiNDPiECE」にしました。
体験版をダウンロードして使ってみたら、非常にシンプルな操作感で思考が邪魔されません。10分後には正規ライセンスを購入してました。

複雑なマップを作る機能がないのでもどかしい部分もありますが、PDFに書き出せるので場合によってはIllustratorInDesignに配置して更に加工することもできます。

この手のアプリケーションで大切なのは、一瞬でもアプリケーション操作に気をとられないことだと思います。見栄えを重視するなら最初からIllustrator使っちゃえばいいことですし。



「MiNDPiECE」にはパレットが1つもありません。ピースの設定はすべてピースのボタンをクリックすると表示されるメニューで選択するだけです。
表示を切り替えれば、メニューも非表示にして思考に専念することができます。

マインドマップを使ったからといって急に頭が良くなるわけでもありませんが、断片的な発想を結びつけたり、ビジュアル化することで新しい発想が生まれたりもします。
デザインを考える場合にも、情報を収集し編集する工程と実際にビジュアル化する工程がありますが、思考するプロセスをできるだけシステム化してみることで問題が明確化されたり、ビジュアルコンセプトが鮮明になったりすると思います。