上映後拍手が30秒止まなかった『THIS IS IT』

今日から上映が始まった『THIS IS IT』観てきました。

6月に急死したマイケル・ジャクソンのコンサートリハーサルを終了したドキュメンタリーです。
新宿校の裏にあるバルト9で観たのですが、2週間の限定上映とあって満席でした。
朝のうちにチケット買っておいてよかった。久しぶりに満席の映画を観ました。

当然、コンサートのリハーサル風景なんですが、まるで映画にするのを考えていたような出来映えでした。
予定していたロンドン公演のクリエイティブ・パートナーのケニーオルテガが監督なんですが、マイケル・ジャクソンの素顔を知っているからこそ、ここまでまとめ上げられたんでしょうね。

しばらく観ていると、目から涙がボロボロ流れてきたのに自分でびっくりしました。。
私は別にマイケル・ジャクソンの熱狂的ファンではなくて、中学時代に「Billie Jean」や「Beat It」「Thriller」を聴いてたりした程度だ。
マイケル・ジャクソンが死んだことに対して涙が出たわけではないし、昔を懐かしんで涙したわけでもない。
コンサートに向けたそのリハーサルの凄さに感動したと言えばいいのかな。マイケル・ジャクソンがとにかく凄すぎるのだ。

同じ曲を100回歌って踊ってもまったく同じに繰り返せるだろう事はもちろん、そこからどうエンターテイメントに昇華するかを絶えず考えている。
すべての音はもちろん、ダンサーの動きも演出も全てをコントロールしているし、みんなのモチベーションさえもコントロールしている。
その志の高さと、それを実現しているレベルの高さに感動した。


あっという間に2時間が過ぎて、最後に「Heal The World」が流れて周りからもすすり泣き。
エンディングロールも終わったところで、誰からともなく拍手が起こって30秒間くらい鳴り止まなかった。

何かを提案したり、周りに注文をつけるときも「すべては曲のために」って言っていた。
そして、「あと4年で環境破壊を止めよう」とも言っていた。

もちろん彼のようにはなれないけれど、志や目標をもっともっと高く持つところから始めないとダメだと思った。
いろいろと犠牲にすることもあるだろうけど、今よりもっと高いところにあるものを見てみたいですね。

マイケル・ジャクソン知らない〜って言う人には勧めませんが、私と同世代の人にはお勧めです。