結局、買ったのは「D300」ではなく…

「フルサイズ」が欲しかったのだぁ。


ここでイメージセンサのサイズのお勉強を。

現在の一眼レフタイプのデジタルカメラのイメージセンサ(撮像素子)にはいくつかのサイズがあります。
35mmフィルムと同じサイズ(36mm×24mm)を「35mmフルサイズ」と呼びます。続いてAPS-C(23.4mm×16.7mm)、フォーサーズ(17.3mm×13mm)になります。
当然、イメージセンサが大きい方が多くの光を受け取ることができ、同じ画素数ではフォトダイオードの大きさも大きくなります。イメージセンサだけを比べれば面積に比例して画質はよくなります。もちろんイメージセンサの大きさだけで画質が決まる訳ではありませんが。

さらに、同じ焦点距離のレンズを付けたときの画角がイメージセンサの大きさで変わってきます。例えば50mm(標準レンズ)を付けたときにもちろん35mmフルサイズでは50mmのままですが、APS-Cのデジカメでは1.5倍の75mmの焦点距離のレンズと同じ画角に、フォーサーズのデジカメでは100mmの焦点距離のレンズと同じ画角になってしまうのです。
一見、焦点距離が伸びて望遠の効果があるように感じますがレンズ自体の焦点距離は変わっていません。イメージセンサが小さい場合は、50mmの画角の一部分しかイメージセンサが使えないために望遠レンズのように感じるだけです。つまり、35mmフルサイズのデジタルカメラで撮影したデータをPhotoshopで開いて真ん中へんをトリミングしている感じになります。
別にフォーサーズが悪いといっているわけではないですよ。私もOLYMPUSE-420を使っていて軽かったしお散歩カメラにはちょうど良かったです。

すげ〜前置きが長くなってしまいましたが、広角好きの私はやっぱ「35mmフルサイズ」が欲し〜くなってしまったと。
みんな、賛同してくれるよねぇ。そりゃ〜、しょうがないよねぇ。うんうん。

そんなわけで、Nikonの「D700」に変更しました。「D300」より10万くらいお高いのでレンズは少しずつ増やしていきたいと思います。
と言ってもレンズがないと写らないので、28mmF2.8(単焦点)、50mmF1.4(単焦点)、70-300F4.5-5.6(手ぶれ補正付きズーム)を買ってみました。遠くで近づけない被写体は望遠ズーム使うしかありませんが、近くのモノはなるべく単焦点で撮りたいと思ってます。

なんだか、レンズ地獄にはまりそうなのが少し不安ですが、明日は休みなのでいろいろと試し撮りしてみたいと思います。