ADOBE CREATIVE SUITE 5 デザインセミナーツアーに参加しました

今日は品川インターシティホールで開催されたCS5のイベントに行ってきました。
品川に行くのも何年ぶりだろうか? 5年くらい前の気がする。品川駅がすっかり変わっててびっくりです。ecuteとかいう駅ナカデパートが平日なのに賑わってて、昔はもっと閑散としていたような。改札を出て通路に出ると数え切れないほどのデジタルサイネージのお出迎え。こんなに必要なのかなぁ。昔は品川駅の港側は工場とか倉庫しかなかったけど、ここ15年ほどで開発が進みましたね。

12:30に開場して入ってみると、モリサワとかデジハリとかの協賛企業のブースがあったので、デジハリCGアニメーションをまとめたDVDだけもらっておきました。

 
前半は、日経BP社のデジタル事業局長の中島氏と制作室長の松平さんが、これまでの日経BPのデジタルコンテンツ制作の流れと、今後の電子書籍に向けた展望などのKeynoteセッションがありました。
日経BPは40誌ほど発行していて、早くからインターネット事業に参入してきたし、雑誌のコンテンツを紙媒体だけではなくテキストやPDFで企業に提供してきたので、電子書籍の流れは歓迎なんではないだろうか。
それでも紙媒体のコンテンツをそのまま電子化しても全く売れないそうで、レイアウトや内容、動画化するなどの適正化やTwitterと連動したマーケティングなどの工夫が必要だそうです。
 
ニュース・ビジネス・専門誌はデジタル化が今後も進むし、スポーツ・旅行誌は紙とデジタルの連動が必須になるだろうが、女性誌・ライフスタイル・趣味系の雑誌は紙媒体で手元に残しておきたいという需要が多いのであまり電子化は進まないだろうとのこと。
デジタル化、電子書籍化への課題として、CMSの構築の難しさや著作権の問題などがあるそうで、出版社で独自CMSを構築しているのは世界でも日経BP社だけではないかとのことでした。
デジタルコンテンツで一番重要なのは「検索性」で、デザインのために文字をアウトライン化するのは御法度だそうです。レイアウト制作は複数のデザイン会社に外注しているだろうし、さらにそこから外部委託もあると思うのでワークフローを統一するのも簡単ではないんでしょうね。
更に電子書籍を閲覧するためのデバイスや規格も複数あるので、それぞれに合わせた変換をした時の文字化けや罫線のズレなども発生するとのことなので、マルチデバイスが前提になるとデザインへの制約も高まってくる気がします。
 
後半は、ADOBEによるCREATIVE SUITE 5のお披露目。ほとんど、ネットで情報を収集してしまっているので特に目新しい情報は残念ながらなかった。しかし、帰りにアンケートと引き替えに「ADOBE CREATIVE SUITE 5」の体験版DVD(30日間)をもらうことができたので、ラッキーでした。

 
後で、iMacにインストールして少し検証してみたいと思います。
 

Adobe Creative Suite 5 Design Standard Macintosh版 (旧製品)

Adobe Creative Suite 5 Design Standard Macintosh版 (旧製品)